リクルーティングコラム
採用に関して「広告費をかけているのに応募がまったく来ない」や「費用対効果が悪くなってきている」「そもそも求人ページを求職者が訪問していない」など、悩みを持っている採用担当の方も少なくないでしょう。
効果を感じられない原因の多くは、広告のクリック率にあるかもしれません。
クリック率を上げるためには、基本的なIndeed広告掲載の仕組みについても理解しておきましょう。
この記事では、Indeedの広告掲載の仕組みからクリック率とは何か、クリック率を上げるための方法までを解説します。
Indeedの仕組みとクリック率の概要・平均値
「そもそもIndeedの仕組みを知りたい」、「クリック率とは何なの?」という疑問を持つ方に向けて、ここではIndeedの仕組みやクリック率について、基本的なことも含めて説明します。
Indeedの仕組み
検索結果に表示される求人情報の掲載順位は、Indeed独自のアルゴリズムによってランダムに表示されます。
掲載順位は求職者の行動ログをもとにしているとのことですが、順位の決定ロジックについては公開されていません。
さらに無料掲載で掲載している求人情報は時間が経つほど上位に表示されづらくなり、求職者から注目度が下がってしまいます。
そこで「ぺージの上位に表示させて目立たせたい」「求職者をたくさん集めたい」という時に用いるのが、有料掲載です。
Indeedの有料掲載は通常の掲載よりも約5倍の求職者を誘導でき、無料掲載と異なり時間の経過による注目度の低下はありません。
有料掲載時の課金方法はクリック課金型となっており、ユーザーが広告をクリックすると課金が発生する仕組みです。
Indeed広告はGoogle広告のようにキーワードを入札するのではなく、求人情報単位で入札が行われます。
リスティング広告とは違いキーワードの設定などの細かい設定はしなくてよいため、初めての方でも広告の掲載は簡単です。
また、リスティング広告と比較すると設定できるクリック単価が安いのもIndeed広告の特徴といえるでしょう。
Indeedのクリック率の概要と平均値
Indeedの広告のクリック率とは、Indeed内での検索で表示される広告の中から「どのくらいの割合で自社の求人広告がクリックの割合でされたか」を示す数値となります。
以下はIndeedの広告のクリック率を求める算出式です。
クリック率の推奨値は求人をする職種、雇用形態や地域によって異なります。
Indeedのクリック率の推奨値は約3〜5%となっているため、仮にこの値より低い場合はクリック率を上げる施策が必要です。
クリック率が低い3つの原因と改善方法
クリック率の重要性がわかっても「クリック率が低い理由を知りたい」、「実際にどうやったらクリック率を上げられるの?」といった疑問もあるでしょう。
ここでは、クリック率が低い際に考えられる原因を3つとそれぞれの原因への改善方法も紹介します。
《原因1》他社の求人に埋もれてしまい検索されづらい
《改善方法1》求人情報を最新に保つ
Indeedで自社求人情報が埋もれないようにするためにも、自社の求人情報を必ず最新の状態にしておきましょう。
Indeedで求人の無料掲載を行っている場合、新規の求人情報が優先的に掲載されます。
またせっかく求人情報を掲載しても、一定期間経つと原稿が停止されてしまう可能性があるのです。
求人情報は30日を過ぎると「30日+」と表記されてしまうため、求人情報は必ず30日を目安に更新しましょう。
自社求人情報が優先的に表示されるよう求人情報を最新に保つことで、ユーザーの目に留まりやすくなり、クリック率の改善につながります。
《改善方法2》有料掲載を活用する
Indeedで自社求人情報が埋もれないようにするには、無料掲載では難しい場合があります。
その際には、有料掲載を活用するのもひとつの手段でしょう。
無料掲載に比べて有料掲載の方が目に留まりやすい位置に表示されやすい仕様になっているからです。
有料掲載の「スポンサー求人」では、ユーザーが求人広告をクリックするたびに支払うクリック課金型広告で、無料掲載よりも表示される期間も長くなり、優先的に表示されやすくなります。
求人情報を最新の状態に保っているにも関わらずクリック率が悪い場合は、有料掲載を導入してみると良いでしょう。
《原因2》求人内容が分かりづらい
《改善方法1》仕事がイメージしやすいタイトルにする
表示された求人情報をユーザーにクリックしてもらうためには、タイトルがわかりやすくまとまっていることが重要です。
わかりにくいタイトルの求人情報だと、ユーザーが興味を持ちにくくクリックにつながりません。
わかりやすいタイトルにするためには、タイトルは20文字前後を目安にし、職種のみではなく仕事内容が分かるよう意識して作成しましょう。
《改善方法2》求人票内の仕事内容を具体的に書く
求人情報の中でも一番ユーザーが気になるのは「実際どんな業務をするのか」であるため、想定している業務内容はわかりやすく記載することが重要です。
以下のように、わかりやすく伝わりやすい文章を入れましょう。
《原因3》企業の魅力が伝わっていない
《改善方法1》給与や待遇などの魅力をアピールする
ユーザーが仕事をするに当たって関心の高いのが、給与・待遇面です。
自社の求人情報の給与待遇面をアピールし、他社との差別化を図ることが重要になります。
給与の額は、以下のように幅をもたせて記述しましょう。
また、必ず押さえたいのが労働条件です。
雇用形態や就業時間、休日、就業場所、各種保険適用の有無などを明記することも忘れずに行いましょう。
・雇用形態:正社員
・就業時間:9:30~18:30 (1時間休憩)
・休日等:週休二日制、年末年始休暇、夏季休暇、特別休暇、有給休暇制度など
・就業場所:東京
・各種保険適用の有無:社会保険あり
もし上記以外にもフレックスタイム制や特別記念日休暇、福利厚生があればアピールポイントになるため、併せて記載しましょう。
《改善方法2》会社の写真や社風を入れる
求人情報だけを見て、実際に働く職場がイメージできるかも、仕事選びでは重要になります。
以下のような会社の雰囲気がわかるような文章の作成や、会社のイメージが湧きやすいロゴや働いている様子が伝わりやすい写真を入れることも大切です。
Indeedの効果をあげる2つのポイント
採用担当の方には、予算をかけてでも、もっと求める人材に応募してほしいということもあるでしょう。
ここでは、これまで紹介した以外の方法で、さらに求人効果を上げるための方法を紹介します。
求人アナリティクスを活用する
求人アナリティクスとは
「求人アナリティクス」では、どのようなキーワードのクリック率が高いか等を確認することができます。
つまり、それを参考に上位のキーワードを原稿に盛り込むことで表示回数やクリック率の改善に役立てることができるのです。
また、求人と関係ないキーワードは無駄なクリックを生む原因になりかねないため、サイトから除外するかどうかを判断することもできます。
このようにアナリティクスから得たデータをもとに分析・改善を行っていくことでIndeedにあった求人ページになり、効果がでやすいページとなるでしょう。
求人アナリティクスの利用方法
求人アナリティクスから見える項目
求人アナリティクスから見える項目としては下記のようなものがあります。
■クリック数
■職種名ランキング(上位10位)
■検索ワード・ランキング(上位10位)
■勤務地ランキング(上位10位)
※上記のデータは1か月ごとで見ることが可能です。
結果の絞り込み
「国」「年月」の絞り込ができ、求人アナリティクスから見える項目ごとの年月のデータから採用に直結する解決策を練ることができます。
ダウンロード
『PDFをダウンロード』というタブから情報をダウンロードできます。
また表示された画面を印刷することで、簡易的なレポートとすることも可能です。
ただ、あくまでも簡易的なレポートですので、詳細な分析は『Indeedアナリティクス』から行っていく必要があります。
求人アナリティクスの特徴は、「求人件数」「クリック数」「職種名・検索ワード・勤務地については上位10位まで」など、必要な情報が自動的にコンパクトにまとめられていることです。
取り急ぎトレンドを確認するために最低限の情報が見やすくまとめられいるため、素早く必要な項目をチェックすることができます。
代理店に依頼する
代理店に依頼するメリット
求人広告を代理店に依頼する最大の利点は、自社の求人広告への業務を減らすことができる点です。
代理店では求人の掲載〜運用まで一元して任せられます。
普段の業務に集中できるだけでなく、自社に求人広告の運用のノウハウがなくても心配する必要はありません。
プロに求人広告の運用を任せることで、より高い成果が期待できるでしょう。
代理店の選び方
代理店を選ぶ際にまず注目すべき点は会社のこれまでの運用実績と費用感です。
実績があまりない代理店だと、かえって効果が出るまでに時間がかかってしまったりするため、優良な代理店を探すときは、実績と運用手数料が適切かどうかをチェックするのがおすすめです。
Indeedより実績に応じて「認定パートナー」、「Silverパートナー」、「Goldパートナー」が認定されるIndeed認定パートナー制度を参考にする方法もあります。
Indeed認定パートナーである場合、Indeedから公式に実績が認められているため、代理店を選ぶポイントとなるでしょう。
まとめ
現状の求人媒体での費用対効果に悩まれている方や、自社求人サイトでの採用を強化していきたいと思われている方は、自社の求人情報のクリック率の改善が必要です。
クリック率が伸び悩んでいる場合は、この記事で紹介した対策を参考に、改善に取り組みましょう。
自社でIndeedの求人情報の運用を行うことがことが難しいと感じた場合は、広告代理店に任せるのもひとつの手段です。
この記事で記載した代理店の選び方を参考に、優良な代理店を探してみてくださいね。
トルーは現在採用サイトがない企業でもイチから制作することができ、 既に採用サイト持っている企業でも「プラグイン」という機能を使えば、既存の採用情報ページが自動でIndeedに掲載されるようにカスタマイズすることも可能です。
トルーで採用サイトを作ると、自動で求人情報がIndeedをはじめとする求人検索エンジンに掲載できるだけでなく、掲載後の分析や改善も行うことができます。
Indeed広告の運用代行とセットで利用することも可能ですので、気になる方は下記をご覧になってお問い合わせ、もしくは資料をダウンロードしてみましょう。
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※この記事は、2022年7月現在の情報を元に作成しております。