リクルーティングコラム
広告を出し求人内容を魅力的にしているはずなのに、まったく自社の求人ぺージにアクセスが集まらずに応募が来なくて困っていませんか?
そんなときは、クリック率(CTR)を見てみましょう。
CTRが低い場合は、正しいキーワードで出稿ができていない可能性があります。
適切な施策を行うことでCTRをアップさせることができ、アクセスをしっかりと集めて応募数を増やすことができるかもしれません。
この記事では、どうすればクリック率を上げることができるのかを解説します。
「うまくIndeedの運用ができているか不安」「クリック率が上がらない・・」このような悩みを抱えている担当者は必見です。
Indeedの仕組みとCTRについておさらい
まずCTRを上げる施策について知るまえに、Indeed広告の仕組みを理解しておきましょう。
Indeedには無料掲載と有料掲載がある
有料掲載の場合は求人情報の下部に「スポンサー」という表記があり、無料掲載の場合は求人ぺージには「スポンサー」という表記はありません。
このように、有料掲載なのか無料掲載なのかは簡単に区別して見分けることができます。
Indeedは無料でも求人掲載はできますが、無料掲載は有料掲載より表示回数が少なく掲載期間も短いです。
そのため求職者の目に留まらず、自社の求人ぺージを見てもらえない可能性があります。
有料掲載を利用するとIndeedの検索結果に表示される回数が増えるため、Indeedユーザーの目に留まりやすく、クリックしてもらいやすくなります。
有料掲載を使うことで、応募数の増加が期待できるというわけです。
Indeed広告は、Yahoo!プロモーション広告のスポンサードサーチやGoogle広告のようにキーワードごとのクリック数に従って広告料を支払うのではありません。
Indeedは、作成した求人ぺージごとのクリック数(閲覧数)に従って広告料を支払う=クリック課金を採用しています。
リスティング広告と同じくIndeed広告もクリック課金であるため、自社の予算に合わせて広告を出せる取り組みやすい広告といえます。
リスティング広告とは異なり、Indeed広告はキーワード設定などの細かい設定が必要なく比較的に簡単に利用できるでしょう。
※Indeedの掲載方法や料金の支払い方法について詳しくはこちら
【Indeedに広告を掲載したい!料金の支払い方法とは】
IndeedのCTRとは。平均と単価はどのくらい?
CTRはClick Through Rateを略した言葉で、クリック率と呼ばれています。
ユーザーがページを表示した回数(インプレッション数)のうち、ユーザーがクリックした回数の割合を計算したものです。
IndeedのCTRの平均値は3.0%〜3.5%といわれています。
クリック単価とは、広告1クリックあたりの平均費用を指します。
Indeedで設定できるクリック単価は0円〜999円の間で設定が可能です。
上位に掲載されている求人であればあるほどクリック単価は高くなりますが、下位にいくとクリック単価は安くなります。
また業界や職種によって変動はありますが、クリック単価を低く設定しすぎると上位に掲載されなくなる可能性が上がり、求職者の目に触れる機会が減り応募数が減ってしまうかもしれません。
Indeed広告を活用してCTRを上げよう
IndeedでCTRを上げたい場合は、有料掲載を活用するといいでしょう。
有料掲載は、Indeedの検索結果画面に出てくる確率が上がることから求職者の目に留まりやすい位置に表示される特徴があります。
「早急に人材が欲しい」「コストをかけてでも自社求人の閲覧数をあげたい」場合は、有料掲載が効果的です。
有料掲載にすることで表示される回数は上がりますが、クリックされたぶんコストがかかってしまうため、クリック単価と予算の配分を見直しながら調節する必要があります。
IndeedのCTRが低い原因3つとは
ではIndeedのCTRが低い原因3つについてお伝えします。
無料掲載で求人が埋もれている
CTRが低い原因のひとつに無料掲載であるために、自社の求人が他社の求人に埋もれており、求職者に見てもらえていないことが挙げられます。
Indeedは求人の掲載が非常に多いため、無料掲載した求人で埋もれてしまうことにより、Indeedで有料掲載する効果が発揮されなくなります。
新しい求人に自社の求人が埋もれないように、定期的に新しい求人情報にアップデートしましょう。
急いで採用を行いたい場合は、求職者の目に留まりやすい位置に掲載される有料掲載を検討するのも対策のひとつです。
求人内容が具体的でない
求人内容が具体的でないと、CTRが低くなる原因となります。
求職者がどのようなキーワードで検索しているかを予測しながら、仕事内容や職種を記載しましょう。
たとえば、「コールセンター」ではなく「電話回線の営業をするコールセンター」と記載するといった、専門用語を使わずに求職者がひと目見てわかる言葉や表現を使用しましょう。
また求職者の中には今までのスキルを活かして転職できるかを見極めて応募する人もいるため、必要なスキルを求人情報に記載することも重要です。
求人内容をわかりやすく具体的に記載すると、検索キーワードにヒットする確率も上がり、応募につながりやすくなるしょう。
給与や待遇が魅力的でない
求職者は給与や待遇を見て応募するかしないかを判断するため、給与や待遇が魅力的でなければCTRが低くなるかもしれません。
給与や労働時間や労働条件は求職者にとって、応募する判断材料となります。
求人情報を記載するときは、競合企業と比較して自社の給与や待遇が求職者にとって魅力的か判断するのもCTRを改善する方法のひとつです。
有料掲載を利用すれば自社サイトをIndeedに掲載できるため、予算の都合がつく範囲で有料掲載を検討しましょう。
自社サイトを見てもらうことで求職者は会社の規模や雰囲気をよりイメージしやすくなります。
Indeeはフリーワード検索で仕事を探せるため「昇給あり」や「社内割引あり」など、待遇を具体的に記載することも有効です。
検索するワードは求職者のニーズでもあるため、人気の高い検索キーワードを入れることで、CTRの改善につながるでしょう。
Indeed広告を活用してCTRを上げる3つの方法
自社で求人広告を出したら、まずはクリック率を上げることが必要です。
クリック率が低いと求人ぺージの表示回数が多くても自社の求人ぺージをクリックしてもらえず、応募にも繋がりません。
「職種」「給与」「仕事内容」を変更する
職種
Indeedユーザーが職種で検索したときに、自社の求人ぺージにそのキーワードが含まれていれば上位に出てきやすくなる仕組みです。
そのため、職種は自社が来てほしいと思う人材が検索しそうなものにする必要があります。
自社用語や略語などは避け、できるだけ一般的なものを使いましょう。
給与
給与は、求職者にとって興味関心の高い項目です。
Indeedで地域、業界、職種で検索した時に表示される他社の求人ぺージを確認し、相場を調べた上で設定しましょう。
給与は安すぎると求職者にとっては好ましくないので選ばれませんが、見せかけだけで高い金額を設定するのもいけません。
自社の提示する給与と異なる金額を記載すると、面接の段階や入社の段階で、実際の給与とのギャップで不満を感じさせてしまい、結果として良くない方向に進んでしまうため気をつけましょう。
仕事内容
仕事内容には求職者が検索しそうなキーワードを盛り込みましょう。
求職者が検索したキーワードが自社の求人ぺージに含まれているほど、上位に表示される可能性が高まります。
求職者が検索しそうなキーワードを入れることも大切ですが、仕事内容の書き方も非常に重要です。
仕事内容を見てもどのような仕事をするのかがイメージできなければ、求職者は不安を感じ応募しようと思いません。
求職者がどのようなことを知りたくて、どのようなことに不安を感じるのかを考えながら、誰が読んでもわかるよう仕事内容を書きましょう。
Indeedのアナリティクスを活用する
閲覧の手順
まずIndeedの管理画面に入り、上部にある「アナリティクス」というボタンをクリックします。
そうすると次のようなぺージに移動します。
このぺージでは、自社の求人広告のクリック数、応募数、費用、クリック率、応募率、平均CPC、平均CPAなどを知ることができます。
これらのデータを知り、求人広告を改善していくことで、クリック率(CTR)を上げて、アクセス数や応募数を改善できるでしょう。
では具体的にクリック率を上げるにはどうすればいいのでしょうか?
さまざまな指標がありますが、クリック率にフォーカスして説明します。
クリック率を確認する方法
上図のスポンサークリック率を確認しながら、求人ページを改善します。
また検索結果として表示されるのは、以下のような内容です。
・職種
・給与
・仕事内容(PCのみ)
・勤務地
・企業名
・掲載日数
上記の項目を改善していくことでも、表示回数やクリック率を改善することができますが、特にクリック率(CTR)に影響を与える項目が「職種」「給与」「仕事内容」です。
PDCAを回してCTRを改善する
PDCAとはPlan(計画)Do(実行)Check(評価)Action(改善)の頭文字を取ったもので、業務改善を行う技法を指します。
PDCAを活用することによって、やるべきことが明確になるため、Indeedで求人を掲載することに集中できるのが大きな利点です。
行動した後も改善策を立てることで、課題に対する次の行動計画も立てやすくなります。
PDCAはWeb広告でもよく使われている手法であり、Indeedの広告運用でも効果が期待できるノウハウです。
Indeedはリアルタイムで入札額や広告素材などを変更したり、改善しながら運用する運用型広告であるため、運用開始後は継続的にPDCAを回す必要があります。
例えば、求人を掲載するにあたって自社が求める人材と求職者が応募したくなる条件を決めたり、求人を掲載したあと応募してくる数やクリック数などを見て課題を分析したり、求人ページを改善したりと、応募数を増やすためにさまざまな作業が求められるのです。
求人を掲載してから半年後には応募単価が下がることも珍しくないため、クリック単価の見直しをしたり、応募数と応募単価を見て変更や改善を行ったりすることも必要となるでしょう。
※Indeedで活用したいアナリティクスについて詳しくはこちら
【「アナリティクス」はIndeedの活用に必須!種類と運用方法とは】
まとめ
Indeedの求人広告で効果を最大限に発揮させるためには、自社の求人ぺージの改善が必要です。
特にCTRは求人広告の効果を上げるために重要な指標ですので、アナリティクスを見て調整していくことで自社への応募率が高まります。
「自社内で運用するのは難しい」「自社で求人広告を行って成果が出せない」ということであればプロに任せるのもひとつの方法です。
弊社ではIndeed広告の運用代行を行っておりますので、お気軽にご相談ください。
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※この記事は、2022年1月現在の情報を元に作成しております。