リクルーティングコラム
採用活動において求人媒体の利用は欠かせません。
多くの会社が採用活動を低コストかつスムーズに進めることを望まれているのではないでしょうか。
そこでこの記事では、無料で利用できる求人媒体の2つIndeedとハローワークの違いや共通点を紹介します。
この記事をよく読んで、採用活動の求人媒体の選択に活かしてくださいね。
Indeedとハローワーク7つの違いと共通点3つ
Indeedとハローワークでは、どちらもお金をかけずに掲載が可能なところは同じですが、掲載期間・求人票の作成方法・応募方法を含めさまざまな違いがあります。
それぞれの違いを見比べ、どちらの媒体が自社の採用活動の効率をより高めることができるのか、比較しながらみていきましょう。
Indeedとハローワーク7つの違い
求職媒体であるIndeedとハローワークの違いを、求人の掲載方法や利用しやすさといった観点から比較していきます。
掲載エリア
Indeedは全国各地の求人情報を取り揃えており、今いる地域から別の地方の求人まで幅広い範囲の求人情報を把握できる点が特徴です。
検索条件に「地域」が含まれるため、今住んでいる地域を入力することで、近場の求人情報を知ることができます。
ハローワークは全国各地に点在していることから、ハローワークがある地域の求人情報を多く取り扱っている点が特徴です。
ハローワークは周辺地域の求人に強い分、他の地域の人から見てもらいにくい点がデメリットですが、地元で就職したい求職者が利用する傾向にあるため、地元採用を強化したい場合には、Indeedより良い成果を上げられるかもしれません。
掲載方法
ハローワークに求人票を掲載する場合は、管轄のハローワークに行って事業所登録をし、記入した求人申込書を窓口に提出することが必要です。
事業所登録は初回のみで、求人申込書の記入は2回目以降からWeb上で行なうことができ、申し込んだ求人票は翌日から掲載されます。
Indeedに求人票を掲載する方法は、「Indeedに直接投稿する」、「自社サイトとIndeedを連携する」の2つで、どちらもWeb上で手続きを完結できるほか、求人票の作成や運用を代理店に依頼することも可能です。
掲載期間
Indeedは掲載期間を自社で決めることができますが、ただ長期的に掲載すれば求職者が集まるというわけではありません。
Indeedでは、求人情報の書き換えを行わなければ掲載順位が下がってしまうため、常に最新の求人情報をアップデートし、求職者の目に留まるよう心がけましょう。
ハローワークの掲載期間は約3ヶ月という決まりがありますが、この3ヶ月には、申し込んだ月も含まれるため、申し込んだ日が月末に近ければ、ハローワークで求人広告を掲載できる期間は約2ヶ月になります。
できるだけ3ヶ月間求人掲載できるよう、月初めに申し込みを行ったほうがいいでしょう。
掲載料金
Indeedとハローワークともに求人の掲載費用はかからず、無料で利用できます。
Indeedでは有料プランに加入することで、掲載した広告を多くの求職者に見てもらったり、出稿した広告のアクセス数や見られた数から広告効果を分析したりなど、広告効果のパフォーマンスを上げる施策が利用可能です。
対してハローワークは求人の掲載から採用まで一貫して無料で利用できますが、Indeedのような有料プランがないため、ハローワークで求人のパフォーマンスを上げるのは難しいといえます。
掲載内容の自由度と修正のしやすさ
ハローワークで求人を掲載した際に求人の内容を修正するためには、ハローワークを直接訪問しなければいけません。
掲載情報に間違いがあったときや掲載内容を少し変更したい場合も、ハローワークまで出向いて修正しなければならないため、突発の修正に対応しづらく手間がかかってしまうのです。
対してIndeedでは求人で変更したい部分があった場合、インターネット上ですぐに修正・変更できる点がメリットです。
Indeedで掲載した求人を修正するのに費用はかからず、何度でも修正できるため、求人の広告効果を見ながら、より魅力的な求人に改善できます。
応募者管理のしやすさ
求人を出した際に応募者管理機能があれば、「どういった求職者から何名の応募があったのか」のデータを管理できるため、次回求人原稿の内容を決める貴重な情報になり、応募者への対応状況や採用フローの社内共有ができます。
Indeedには応募者管理機能がついているため、どういった求職者からどのくらい応募があったのかをデータで管理でき、今後の求人活動に生かせるでしょう。
また応募者への対応状況やフローを社内で共有できるほか、対応メールをワンクリックで送信できる機能も搭載されており、テンプレートは自社で設定する必要があるものの、応募者の管理から応募後の対応までサポートしてくれるのがポイントです。
対してハローワークには応募者を管理できる機能はついておらず、自社で応募者のデータを管理する体制を整える必要があります。
サービス利用者数
Indeedは国内だけで月間約2000万人の利用者がおり、日本だけでなく世界で展開している検索エンジンのため、露出度の高いサービスです。
対してハローワークは月間利用者数のデータはありませんが、2021年度のハローワークでの正社員就職者数が300,824人であることから、利用者数ではIndeedの規模には及ばないと考えられます。
参考:2021 年度職業安定分科会における年度 目標の中間評価について(案)
Indeedとハローワーク3つの共通点
ここまでIndeedとハローワークの掲載期間や求人票の作成方法・編集方法などの違いについて解説しました。
ここでは、2つの媒体の共通点を紹介します。
無料で求人票を掲載できる
Indeed・ハローワークはどちらも無料で求人票を掲載できます。
もちろん初期費用や成功報酬のように採用が成功した際に発生する費用は必要ありません。
Indeedにはスポンサー求人と呼ばれる有料プランを利用すれば、多くの求職者に求人票を見てもらいやすくなり、応募率のアップが望めます。
自社で求人票を作成する
Indeed・ハローワーク側に求人票の作成を依頼することはできないため、求人票は自社で作成しなければなりません。
自社で求人票を作ることは、社員自身がいいと感じている自社のポイントをアピールすることができるメリットがあります。
求人票を自社で作成するのは手間や労力が必要ですが、自社の良さを再確認できる良い機会になるとも言えるでしょう。
求職者がWeb上で求人を探せる
Indeedには他の求人サイトに掲載されている求人情報も掲載されており、求人情報の検索をIndeed内で行うことが可能です。
ハローワークでは、「ハローワークインターネットサービス」内で検索を行えます。
どちらも「職種」「勤務地」「給与」など絞り込み検索を行うことができるため、自分の希望に近い求人をWeb上で見つけることができます。
Indeedとハローワークでどちらも同じような絞り込み検索ができるものの、求人数はIndeedの方が3倍以上多く、全国的に幅広い職業を探せるでしょう。
Indeedとハローワーク|求人掲載の仕組みと利用方法
Indeedとハローワークでは、求人情報が掲載するまでの流れが異なります。
では具体的にはどのように違うのか、それぞれの利用方法を踏まえてみていきましょう。
Indeed|求人掲載の仕組みと利用方法
Indeed 求人掲載の仕組み
Indeedで求人情報を掲載するためには、Indeedで表示をさせるページを用意する必要があります。
Indeedで表示させるページを用意する方法は、大きく分けて以下の3つです。
インターネット上にあるさまざまなホームページや求人サイトを「クローラー」と呼ばれるプログラムにインターネット上を巡回してもらい、掲載できそうなページを探してもらう方法です。
クローラーに自社採用サイトを見つけてもらう(クローリング)までには多少時間がかかりますが、問い合わせページから連絡することで、クローリングまでの期間を短縮できます。
Indeedの申し込みページから必要情報を入力することで、Indeed上で求人ページを作成することが可能です。
内容に問題がなければ、作成してすぐに求人情報が公開されます。
Indeed以外の求人サイトで広告を出した場合でも、Indeedと連携しているサイトであれば作成した求人広告がIndeedに反映されます。
結果的にIndeedへ求人を掲載できますが、掲載時期や内容を自分でコントロールできない点に注意が必要です。
Indeedの利用方法
ここからはIndeedで求職者の応募方法や、採用活動を行う会社の求人広告の掲載の進め方を説明します。
《掲載方法》
ステップ1:Indeedのアカウント作成
まずはIndeedのホームページからメールアドレスやパスワードを入力し、アカウントを作成します。
ステップ2:求人票の作成
Indeed求人票を作成するには、いくつかの方法があります。
1つ目が、自社サイトに求人ページを作成し、読み込みをIndeedで行う方法です。
2つ目は、無料で利用できるIndeedの採用管理システムで採用ページを作成する方法です。
Indeed内に求人票を直接打ち込むシンプルなページより、求職者の目に留まる求人ページを簡単に作ることができます。
3つ目は、求人ページをIndeed内に直接作る方法です。
この方法では、職種名・勤務地などの基本情報の登録をしたあとに、求職者からの応募の受け取り方や電話での応募の有無などの応募設定・求人条件などの事項を入力します。
求職者に求める応募資格、自社で仕事をするうえで必要なスキルの設定、仕事内容も、続けて入力しましょう。
求人情報に掲載する仕事内容は、求職者が必ず確認するポイントとなっているため、できる限り詳細に記入することがポイントといえます。
必要事項の記入後は内容の確認を行い、会員登録が完了したら、求人票の完成です。
ステップ3:無料もしくは有料オプションを利用するか選択する
有料オプションを利用することで求人情報を求職者の目に留まりやすい位置へ配置したり、求人情報を掲載できる期間を、無料掲載よりも長くしたりすることができます。
検索結果の表示回数を増やすことも可能です。
急遽求人を募集する必要がでた時や応募件数を増やしたい時におすすめです。
ステップ4:掲載開始
ステップ3で紹介した有料オプションは、求人掲載後に変更が行えます。
一度求人情報を掲載したあと、有料オプションの利用を検討してもいいでしょう。
掲載開始後は、応募者管理機能を利用し、応募者とのメッセージで面接日程の調整を行うなど、掲載から採用まですべて無料で行うことができます。
《求職者の応募方法》
ステップ1:Indeedで希望に沿った求人検索を行う
Indeedで求人情報を検索するには、「勤務地」「職種」「給与」などを選び、検索を行います。
ステップ2:求人詳細ページからWEB上で応募・電話での応募
求人詳細ページに記載されている応募ボタンを押せば、簡単に応募が完了します。
求人詳細ページに自社の求人ページを読み込んでいる場合、手続きが少し異なる場合があるため、注意しましょう。
掲載してある求人の多くは、求人詳細ページで簡単に応募が可能です。
ハローワーク|求人掲載の仕組みと利用方法
ハローワーク 求人掲載の仕組み
ハローワークに求人を掲載するには、以下の手順を踏む必要があります。
初めてハローワークを利用する場合には、事業所登録をしなければいけません。
所轄のハローワークへ直接出向き、「事業所登録シート」「事業所地図登録シート」を記入し、提出しましょう。
事業所登録が済んだら、求人申込書を作成して提出します。
「事業所情報」と「事業所地図情報」が登録済みで、過去にハローワークで求人掲載をしたことがある企業に限っては、「ハローワークインターネットサービス」を利用でき、インターネット上で求人掲載の仮申込みが可能です。
インターネットでの仮申込を行った場合は、申し込みから7日以内にハローワークへ出向き完了手続きしなければ完了にならない点に注意しましょう。
申込書をハローワークに提出後、書類が受理されると「求人票」と「事務所確認表」が発行されて手続きが完了です。
Indeedとハローワーク|どちらを利用するか迷ったら
ハローワークとIndeedでは、無料で求人を掲載できる点においてはどちらも同じです。
では利用するとしたらどちらがいいのか、目的別にみていきましょう。
採用コストを抑えたいなら併用がおすすめ
ハローワークとIndeedはどちらも無料で利用できることから、時間と労力がかかってもなるべくコストを抑えたい場合、Indeedとハローワークの併用がおすすめです。
Indeedは世界的に知名度が高くハローワークは地元採用に強い点から、Indeedとハローワークを併用することで、片方だけ利用するよりも高い広告効果を費用をかけずに得られるでしょう。
とにかく成果を出したいなら、Indeedがおすすめ
採用活動で成果を出したい場合、知名度が高く有料プランで広告効果を高められるIndeedがおすすめです。
Indeedのスポンサー広告を利用することで、多くの求職者に自社求人をアピールできるでしょう。
Indeedを効率よく運用できる!採用ツール《トルー》
Indeedを利用する場合、採用ツールのトルーの利用もおすすめです。
トルーはIndeedを含めたさまざまな求職検索エンジンと連携した採用マーケティングツールで、採用管理や採用サイト制作など採用活動に必要な機能が集約されているため、はじめて採用活動を始めた人や、今まで行ってきた採用活動の効果をより高めたい人に最適なツールでしょう。
まとめ
優秀な人材を求める会社にとってどこのサービスを利用し、どのように採用活動を進めていくかは、会社の発展に大きく関わることです。
どちらの媒体もあらゆる面で優れているため、違いや共通点を理解した上で選択することが重要です。
「とにかく採用活動を成功させたい」「Indeedに求人を掲載してみたいけれどよくわからない」
そんな時は、採用サイト制作から運用・採用活動・応募管理まで採用マーケティングをサポートを受けながら進められるトルーがおすすめです。
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