リクルーティングコラム
求人広告をIndeed(インディード)に掲載したいと考えた際「掲載にかかる料金体系がどうなっているのか」は気になるところです。
この記事では、Indeed(インディード)へ求人掲載する際にかかる料金体系の仕組みや、効果的な求人広告の掲載方法を紹介します。
このコラムの目次
Indeed(インディード)に求人掲載するための2つの料金プラン
Indeed(インディード)へ求人広告を掲載する方法は、2つの料金プランからを選択できます。
Indeed(インディード)にはどのような料金プランがあるのか、詳しく見ていきましょう。
無料掲載の特徴
Indeed(インディード)には「オーガニック求人」と呼ばれる無料で掲載できるプランがあります。
Indeed(インディード)のTOPページにある「求人広告掲載」というリンクから、Indeed(インディード)に自社の求人情報を掲載することが可能です。
求人広告掲載のリンク先からメールアドレスとパスワードを入力してアカウントを作成し、企業情報や仕事内容、応募の受付方法を入力することでIndeed(インディード)へ求人広告を直接投稿できます。
無料掲載の大きなメリットは、Indeed(インディード)へ掲載する求人広告の数や応募者数に関わらず無料で利用可能である点です。
しかしIndeed(インディード)に無料で求人を掲載した場合は有料掲載よりも目立たない位置に求人広告が表示されたり、表示回数が少なかったりするため、求人広告の応募者数の伸びをあまり期待できない結果になることがあります。
Indeed(インディード)の無料掲載は求人広告の効果はあまり期待できないかもしれませんが、無料で利用できるため、Indeed(インディード)の機能の確認や使い心地を確かめる際に適切といえるでしょう。
有料掲載の特徴
Indeed(インディード)には「スポンサー求人」と呼ばれる有料で求人を掲載できるプランが存在します。
基本的に無料掲載よりもIndeed(インディード)のユーザーに求人広告が表示される回数が多くなり、検索結果の目に留まりやすい位置に求人が表示される点が有料掲載のメリットです。
Indeed(インディード)の有料掲載は運用型の求人広告となっており、投稿した求人がIndeed(インディード)のユーザーに表示された回数やクリック単価とクリック率から算出される採用単価など、自社のページから得られる情報から求人広告の内容を改善したり、クリック単価を調整したりすることで、高い求人効果が期待できます。
有料掲載の料金体系はIndeed(インディード)へ投稿した求人広告がクリックされた回数に応じて料金が発生するクリック課金制です。
「どのくらいの広告費用をかけるか」をあらかじめ自分で決められるため、費用対効果を確認しながら求人広告を運用することで費用管理を容易に行える点は魅力といえるでしょう。
一方で、求人広告の掲載効果を確かめながら改善する運用が求められるため、すぐには大きな求人効果を得にくいことから、すぐに人材を採用したい場合にはあまり向いていないかもしれません。
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【Indeedを掲載する8つのコツと応募が増える有料掲載の活用方法】
Indeed(インディード)求人掲載料の仕組みとクリック単価相場
Indeed(インディード)の有料掲載を利用する際のクリック単価は、どのように決められるのでしょうか。
クリック単価の基礎知識や大まかな料金相場など、Indeed(インディード)のクリック単価について紹介します。
Indeed(インディード)のクリック単価相場
Indeed(インディード)有料掲載を利用する際、掲載料金を決定づけるのが「クリック単価」です。
従来の求人広告は掲載サイズや掲載期間によって広告費用が決められていましたが、Indeed(インディード)が導入しているクリック課金制では、求人がクリックされる際に設定したクリック単価分の費用が発生します。
あらかじめ自分でクリック単価を0円~999円の間で決められるため、設定したクリック単価が低ければ予算内でより多くのクリックを得られることから、応募や採用につながる可能性が高くなります。
逆にクリック単価が高ければ、予算内で得られるクリック数は少なくなるため、なかなか応募や採用につながらなくなってしまうでしょう。
しかしIndeed(インディード)検索結果に表示される順位に大きな影響を与える「クリック単価」は、単に安くクリック単価を設定すればいいわけではないのです。
クリック単価は業種や地域などで相場があるため、募集する求人内容に応じてクリック単価の相場がいくらになっているのかを調べ、適切なクリック単価を設定することが重要なのです。
業界別クリック単価相場
Indeed(インディード)の有料掲載を利用する際、業界別でのクリック単価は以下です。
業界 | クリック単価 | 平均単価 |
飲食 | 50円~400円 | 225円 |
製造業 | 50円~400円 | 225円 |
IT | 250円~500円 | 375円 |
運送・物流 | 50円~350円 | 200円 |
小売 | 50円~500円 | 275円 |
福祉 | 50円~550円 | 300円 |
サービス | 200円~500円 | 350円 |
建設 | 450円~600円 | 525円 |
教育 | 50円~450円 | 250円 |
医療 | 150円~600円 | 375円 |
参考:Indeedの掲載料について|気になる料金・費用を解説 – エンゲージ採用ガイド
専門性が求められる医療業界や建設業界などはクリック単価が高くなる傾向にあり、全体の平均的に約350円がクリック単価の相場であることが分かります。
業種別クリック単価相場
Indeed(インディード)の有料掲載を利用する際、業種別でのクリック単価は以下です。
業種 | クリック単価 | 平均単価 |
コールセンタースタッフ | 100円~250円 | 175円 |
介護スタッフ | 50円~350円 | 200円 |
事務 | 50円~100円 | 75円 |
エンジニア | 400円~450円 | 425円 |
営業 | 100円~250円 | 375円 |
施工管理 | 400円~550円 | 475円 |
キッチンスタッフ | 100円~250円 | 175円 |
製造スタッフ | 100円~300円 | 125円 |
販売スタッフ | 50円~150円 | 100円 |
ドライバー | 50円~350円 | 200円 |
参考:Indeedの掲載料について|気になる料金・費用を解説 – エンゲージ採用ガイド
エンジニアや施工管理など、募集企業間で求人の競合が多い業種は全体的にクリック単価が高い傾向にあり、比較的採用されやすい事務や販売スタッフなどはクリック単価が低い傾向があります。
雇用形態別クリック単価相場
Indeed(インディード)の有料掲載を利用する際、業種別でのクリック単価は以下です。
業種 | クリック単価 |
アルバイト | 90~500円 |
正社員 | 90~600円 |
参考:Indeed(インディード)の求人掲載料金、クリック単価、代理店の費用など解説。 | 人材採用・活躍支援のクイックが運営する採用サロン
基本的にアルバイト募集よりも正社員募集のクリック単価が相場が高くなる傾向にありますが、業種や募集する地域によってはアルバイトの方がクリック単価が高くなるケースがあります。
雇用形態で相場を調べるのではなく、業界や業種の雇用形態ごとに確認した方が適切なクリック単価の相場が把握できるでしょう。
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【Indeedのアクセスを増やす、クリック率(CTR)を上げる方法とは】
Indeed(インディード)と求人情報サイトとの掲載料金の違い
Indeedに掲載料金の仕組みは理解できましたか?
最後に、Indeedと求人情報サイトの掲載料金の違いについてお話します。
・掲載料金はクリック課金型
・求職者が自社の求人をクリックした際に費用が発生し、掲載料金の合計額はCPC×クリック数(訪問人数)で決まる
例)
・掲載期間:1ヶ月
・CPC:200円
・1ヶ月のクリック数:500回
掲載料金=CPC×クリック数(訪問人数)=200円×500回=10万円
訪問者が0人の場合:CPC×クリック数(訪問人数)=0円
・掲載料金はサイト内の広告枠の大きさと掲載期間で決まる
(枠の大きさや掲載場所、掲載内容によって金額が異なる)
例)大手求人情報サイトの1ヶ月の掲載料金
掲載枠 (プラン) |
掲載料金 | 掲載期間 |
A | 180万円 | 1ヶ月 |
B | 60万円 | 1ヶ月 |
C | 20万円 | 1ヶ月 |
例)
・掲載期間:1ヶ月
・掲載プラン:180万円
・1ヶ月のクリック数 500回
掲載料金=1ヶ月の掲載プラン=180万円
訪問者が0人の場合:1ヶ月の掲載プラン=180万円
(クリック数は料金に関係ない)
掲載料金だけを比較すると上記のようになりますが、「Indeed(インディード)よりも求人情報サイトのほうが応募率が高い」と言われているように、掲載料金の仕組みだけでなくそれぞれの特徴や利用するユーザー層などが異なります。
「どのような人材を採用したいのか」「自社にとって効率よく採用できる方法は何か」を考慮して利用する求人方法を決めましょう。
Indeed(インディード)代理店に依頼する3つのメリット
Indeed(インディード)の代理店に求人広告の運用を依頼することで、自社で運用するよりも大きなメリットを得ることができます。
実際にIndeed(インディード)の代理店に依頼するメリットにはどのようなものがあるのか、大きく3つのメリットを紹介しましょう。
運用ノウハウにより応募者を効率よく増やすことができる
Indeed(インディード)の有料掲載では、検索されたキーワードや求人広告を閲覧したユーザーの情報を分析し、閲覧数や応募数を増やすためにページ内容を調整したりキーワード設定を変えたりなどの改善を繰り返し行うことで、求人広告の表示回数や応募者数の増加といった成果を得ることが期待できます。
しかしIndeed(インディード)のクリック単価の相場やユーザーの傾向など、求人広告を運用するノウハウが分からない状態では、Indeed(インディード)を利用して得られた求人広告が表示された回数やどのようなユーザーに表示されたかなどの情報を活かすことが難しいでしょう。
Indeed(インディード)の求人広告の運用ノウハウを熟知した代理店であれば、求人広告から得られたさまざまなデータを元に適切な運用を行ってくれるため、自社で運用するよりも効率よく応募者数やクリック数の増加を望めるのです。
応募数を素早く集めることでIndeed(インディード)にかかる費用を抑えることができる
Indeed(インディード)の有料掲載はクリック課金制のため、ユーザーからのクリック数が多くなるほど費用が増えます。
そのため、費用を抑えて効率的に応募者を集めたい場合には少ないクリック回数の中で応募者を獲得することが費用対効果を高める重要なポイントです。
ユーザーが求人広告をクリックして応募するまでの導線作りや、自社が求める人材が応募したくなる魅力的な求人原稿の作成なども、求人広告の制作経験が豊富な理店なら実現可能でしょう。
独自のATSを利用でき採用業務が円滑になる
ATSとは「Applicant Tracking System」の略語で、採用管理システムを指します。
ATSを導入することで、応募者ごとの評価や複数の求人情報の管理など、求人から採用までのさまざまな情報をATS上で一元管理することで採用にかかる工数を削減できるのです。
ATSには求人管理や選考管理など、自社の求人活動における課題ごとに適切なATSが存在します。
自社の求人活動にはどのような課題があるのかを代理店に分析してもらうことで、適切な課題解決能力のあるATSを選定してもらえる他に、代理店が独自に開発したATSが利用できる場合もあるため、採用業務が円滑に進められるでしょう。
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【失敗しないIndeed(インディード)運用テクニック】
まとめ
Indeed(インディード)では無料と有料に分かれて求人掲載が可能で、有料掲載の費用はクリックされた回数に応じた料金となるシステムとなっています。
有料掲載はクリック単価の相場を調べることで、費用を抑えながら高い求人効果のある求人広告を掲載することが期待できるでしょう。
この記事を参考に、Indeed(インディード)の有料掲載を始めてみましょう。
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※この記事は2022年1月の情報を元に作成しています。