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【人事担当者の悩み】仕事がつらいと感じる5つの理由と4つの対処法

更新日：2023.1.13

公開日：2023.1.13

カテゴリ：リクルーティングコラム　採用お役立ち情報

タグ：　人事, 仕事つらい, 対処, 特徴, 理由

人事はさまざまな人とコミュニケーションを取り、円滑に仕事をこなさなければならない仕事です。

仕事でストレスやプレッシャーを感じることもあるでしょう。

この記事では、人事の仕事がつらいと感じる理由やそのときの対処方法についてご紹介します。

人事で仕事がつらい5つの理由とは？

人事の仕事はミスが許されず、営業のように目に見える成果が分かりにくいため、やりがいを感じにくい特徴があります。

また人材教育や給与計算・採用業務など業務が多岐に渡るためストレスを溜めやすく、「つらい」と感じやすい仕事です。

まず最初に、人事の仕事がつらいと感じる理由を5つ挙げてみていきます。

目標を数値化しづらい

人事の仕事は、営業職のように目標が数値化しにくいため、成果をあげたとしても実績として見えにくいでしょう。

数値目標を立てにくいことから、仕事のモチベーションが下がりやすい傾向があるため、人事の仕事をつらく感じてしまいがちです。

業務を効率的に行っても会社の売上に直接貢献できたと感じにくいうえ、評価されづらいかもしれません。

人事の仕事のひとつである従業員の労務管理は、「正確にやって当たり前」と思われ成果として認められにくいために、人事の仕事はやりがいを感じにくい傾向があるのです。

嫌われ役になることが多い

人事担当者は経営の中心に近い部署にいるため、経営状態によっては従業員を整理するリストラを検討し実行する｢嫌われ役｣を引き受けなければなりません。

リストラや人事異動は対象者のその後の人生を左右するためストレスを感じやすく、人事の仕事から離れたいと感じる人もいます。

従業員を評価する仕事もあり、評価基準が低い従業員から毛嫌いされる可能性もあるでしょう。

こちらの記事によると、昇級や降格・異動の際も、人事の主観が入っていると思われることがあり、人事管理をしているため近づきたがらない・話をしたがらない人も会社の中には一定数存在します。

そのため、人事に対して厳しい態度で接する人も少なからずいるでしょう。

特定の時期で激務になりやすい

人事の仕事は月に1回の給与計算のほか、年に5回仕事に追われる時期があります。

毎月の給与計算は、従業員の数だけ行わなければなりません。

給与の計算するにあたり、経理からの経費精算・勤怠管理・人事評価を元に計算を行います。

経費精算が遅れたとしても、給与の振り込みは遅れることが許されないため、限られた時間内で処理をしなければならず、業務が集中しがちです。

そのほか採用活動や新入社員の入社とその後の研修・昇級の査定、社会保険の算定、年末調整の時期の年5回ほど、人事の仕事が多忙になる時期があります。

新卒採用では会社説明会や面接などでスケジュールが埋まり、場合によっては休日出勤をしなければならないこともあるでしょう。

人事の査定では集計と分析・人事評価を行い、賞与の計算・昇格・降格の処理をしなければなりません。

年度が切り替わる3月から4月あたりは、新入社員の入社や研修と配置処理、新入社員以外の従業員の異動や配置処理もあるため、年内でも非常に忙しい時期になります。

繁忙期は残業が増えるため、「つらい」「きつい」と感じる人事担当者もいるでしょう。

機密事項が多くストレスになりやすい

人事の仕事は従業員の個人情報に関わることが多く、業務内容を漏らさないように情報の取り扱いには特に注意を払う必要があるため、ストレスを感じやすくなります。

近年では、従業員のメンタルヘルスケアに力を入れている企業も多くあり、メンタルヘルスケケアを担当するのが人事です。

精神を病んでいる従業員のケアをするなかで、人によってはフォローしきれなくなり自分の負担を感じやすくなることもあるでしょう。

他部署であれば噂話や世間話で済むことも、人事担当者が話すと誤解を招くことがあるため、日常会話にも注意が必要です。

時代の変化に対応する必要がある

仕事がアナログからデジタルに移行しつつあるため、採用活動にSNSを活用したり、面接でオンライン面接ツールを使用したりするなど、人事の仕事も時代に合わせてブラッシュアップすることが必要です。

勤続年数が長くなれば経験している仕事が増えますが、経験が豊富にあるぶん時代の流れについて行けなくなることが出てきて、「つらい」と感じる人もいるでしょう。

コミュニケーション能力やビジネスに関する能力のほか、人事の業務に求められるスキルにIT関連の知識も加わったことで、時代の流れについて行くのがやっとという人事担当者もいます。

人事の仕事が向いていない人の特徴4選

人事の仕事が向いていない人には、どのような特徴があるのでしょうか。

特徴が分かれば、現状を楽にする方法が分かるかもしれません。

ここからは、人事の仕事が向いていない人の4つの特徴をみてみましょう。

コミュニケーションが苦手な人

人事の仕事は従業員との面談や労働組合との交渉・役員やマネージャーとの会議・学生に向けた企業説明会と、多種多様な人たちとのコミュニケーションが必要です。

「パワハラで悩んでいる」「人間関係がうまく行かない」など深い悩みを相談されることもあり、人間関係に留意しつつ真摯な対話を通して問題を解決しなければなりません。

コミュニケーションが得意な人でないと人事の仕事は向かないでしょう。

役員やマネージャーといった自分より職位が上の人との会話が苦手だと、人事の仕事はつらいと感じやすくなります。

実力主義の人

役員やマネージャーといった上の立場の人たちと関わりが多く、昇進・昇格・異動の人間関係の調整が仕事の一部であり、人事は社内政治の中心になりやすいです。

社内のあらゆる人間関係や力関係の変化に敏感である必要があり、ステークホルダーと呼ばれる人々との関わりに気を遣ったり、配慮をしなければなりません。

「何を言ったか」より「誰が言ったか」が重視される傾向があり、 「成果をだせば、実力を認めてもらえる。出世ができるのは当たり前だ」と思う人には向いていないでしょう。

その場で「正しいことは何か」を見極めることのできる人が向いています。

自責思考が強い人

人事の仕事は影響力が強く、人の人生に大きく影響を与えることがあります。

例えば、懲戒事案やリストラなどの仕事に従事するときに「申し訳ない」といった自責思考が強すぎる人は、人事の仕事にストレスを感じつらく感じてしまうため、人事の仕事に向いていないでしょう。

若い人

すべての若い人に当てはまるわけではありませんが、若い人ほど人事の仕事をつらいと感じる傾向があります。

「役員やマネージャーといった上の職位の人との会話が苦手」「自責の念が強い」といった傾向は若い人にありがちなため、若い人の方が人事の仕事をつらいと感じやすく、向いていないことも少なくありません。

人事の仕事がつらいときの4つの対処法

人事の仕事がつらい理由や、向いていない人の特徴をみてきました。

最後に、人事の仕事がつらいときに知っておきたい4つの対処方法を紹介します。

すべてを一気に行うことは難しいかもしれませんが、できることから始めてみましょう。

業務フローの効率化を図る

人事は、社員に対しての注意喚起や書類の提出期限・研修参加の催促・業務の遅れ防止のフォロー・給与計算といった、自社で行わなければならない業務が多く発生します。

業務が多く残業もあり、激務でつらいと感じているなら業務フローを効率化することで負担を軽減できるでしょう。

年間スケジュールや会社全体のスケジュールを時系列で図解（チャート化）し、季節限定のもの（一定期間だけに発生する行事や年1回の行事）や常時業務・月次業務・随時発生する業務の洗い出しをすると、優先順位の整理が簡単です。

業務フローの見直しをすることで無駄を省き、重要度の高い業務に時間を割くことで業務を効率化できます。

※採用を効率化できる採用管理システムについて詳しくはこちら→【採用管理システムとは？求人に役立つサポート機能と4つのメリット】

上司や人事経験者に相談する

人事の仕事で困りごとや悩みがある場合は、上司や人事経験者に相談してみましょう。

人事経験者であれば悩みを分かってもらいやすいため、現在悩んでいることを聞いてもらえれば、負担に感じていることが軽減し楽になるかもしれません。

同じ人事部の従業員であれば、業務に対するアドバイスをもらえ、問題解決につながりやすいでしょう。

人事の仕事のつらさが分かる人に相談すれば気持ちの整理がつき、悩みの共有がしやすくなるうえ、気分的にも楽になることがあります。

有給休暇を取得する

有給休暇を取得し、リフレッシュしてみるのもオススメです。

いったん仕事から離れてゆっくり休めば、仕事の質や生産性が上がるでしょう。

有給休暇を取得するにあたっては、「業務を同僚に引き継ぐ」「自身が抱えている業務を調整する」といった計画が重要になります。

スケジュール管理と業務の引き継ぎをしっかり行い、有給休暇を取得することが肝心です。

異動希望を出す・転職する

同じ部署の上司や同僚に悩みを聞いてもらっても人事の仕事がつらいと感じる場合、上司に相談し異動届を出すのもひとつの方法です。

社内公募制度がある場合は異動を成功させるためにも、積極的に利用するといいでしょう。

「人事が向かない」「合わない」といった後ろ向きな理由では、異動願いが通りにくいことがあります。

ネガティブな理由ではなく、会社に貢献したいというポジティブな理由の方が希望が通りやすいでしょう。

今の職場でなく環境を変えたいと考えているなら、転職を検討する方法もあります。

転職を希望するなら、労働条件や給与・ワークバランスなど優先順位を明確にし、情報収集を行いましょう。

条件を明確にして情報収集することが、希望の転職を成功させるポイントです。

まとめ

人事の仕事は、会社にとって重要なポジションです。

責任が重いだけでなく、仕事の量も多くストレスが溜まりやすい仕事のため、「つらい」と感じたら無理をせず休むことも必要です。

人事の仕事をされている方は、つらいと感じたらこの記事を読み返し参考にしてください。

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※この記事は、2023年1月現在の情報を元に作成しております。