求人ボックスとは?無料・有料での掲載方法・Indeedほか競合との違いを解説
更新日:2020.12.6
公開日:2020.6.30
カテゴリ:リクルーティングコラム
更新日:2020.12.6
公開日:2020.6.30
カテゴリ:リクルーティングコラム
近年、複数の求人情報から自分に合った職場や条件を比較した上で、慎重に転職活動を進める求職者が増えています。
条件を比較する時に、サイトごとに検索条件を入力したり、会員登録をしたりするのは煩わしいもの、そんな声から求人検索サービスが生まれました。
複数の求人サイト一括検索(横断検索)する技術によって、ワンストップで求人情報を入手できるのが魅力です。
この記事では「求人ボックス」の特徴や活用方法、Indeedなどの競合サイトとのちがいについて解説します。
このコラムの目次
求人ボックスは、株式会社カカクコムが運営する求人情報の一括検索サイトです。
商品比較サイト「価格.com」やグルメサイト「食べログ」などのWebメディア運営で培った検索アルゴリズムを通じて、求職者に向けた効果的な情報提供を実現しています。
2020年6月現在の新着求人数は約22万件、月間のサイト訪問者数は500万人を超える国内有数の求人検索サイトです。
正社員はもちろん、パート・アルバイトなどの有期雇用契約、業務委託・在宅勤務の募集情報にも対応しており、求職者のライフスタイルに合った働き方を探せることが求職者にとっては魅力です。
求人企業にとっても短時間・低コストで求人を公開できるなど、迅速なビジネス推進に効果を発揮します。
求人ボックスならではのメリットと、どのような求職者に活用されているかについて説明します。
求人ボックスでは、自分の得意分野を活かせる求人へスピーディーに到達できるという大きな強みを持っています。
「職種から探す」機能では、多岐にわたる分野から好みの職種を複数選択でき、検索した時点での求人数も即座に確認可能です。
この機能により、求人情報を比較検討する時間が節約できる上、仕事のミスマッチ防止につながります。
事務職の求人を例に考えると「医療事務の求人」と特定して、必要な技術と要求される人柄が具体化できるわけです。
検索結果の表示後、さらに給与の範囲や求人掲載日などの条件で絞り込むこともできます。
正社員から短時間アルバイト、さらには在宅ワーク情報まで、求人ボックスは求職者の幅広いニーズに対応しています。
求人ボックスの「人気の求人検索ランキング」をチェックすると、正社員を探す人や土日休みを希望する人の割合が高くなっています。
アルバイト・パートランキングでは検索ワードに社会情勢や季節感が反映されているのも特徴的です。
働きたい職種・業種をフリーワード検索できる使い勝手の良さが、多様な働き方を実現したい人やニッチな業界で働きたい人にも今後注目されるでしょう。
仕事を探す人は、求人ボックスをどのように活用するのでしょうか。
効果的に求人を掲載できるよう、検索方法・キーワードの例や検索結果の特徴を確認しておきましょう。
求人ボックスでは、トップページの検索画面で3つの条件を指定して求人検索が可能です。
職種・エリアの検索ではフリーワード入力に対応しており、スペースで区切ることで、複数の条件を指定できます。
正社員やアルバイト・パートなどの雇用形態を、プルダウンメニューで選択します。
「新卒・インターン」という選択肢もあり、就職先を自己開拓する人にも検索しやすいのが特色です。
働きたい職種や業種をフリーワードで入力します。「一覧」ボタンをクリックして、希望職種での絞り込み検索にも対応しています。
勤務したいエリア(地名)や駅名をフリーワードで入力します。
「エリア・駅の一覧から探す」での絞り込み検索も可能ですが、クリック(タップ)数が多くなりがちなので地名を入力するのがスムーズでしょう。
検索結果では、勤務エリア・給与・雇用形態が箇条書きで表示されます。
求人企業の特徴もアイコン表示されており、条件比較がしやすいのが特徴ですが、検索結果に企業名が表示されない場合がある点には留意が必要です。
気になる求人があれば、該当の求人をクリックして業務内容の詳細などをチェックすることになります。
求人の掲載元は必ず表示されるので、求人ボックスでの掲載内容に差異がないかどうか、掲載元の公式サイトでも確認するとよいでしょう。
検索結果の画面右側に表示された、給与や求人掲載日・こだわり条件での絞り込みも可能です。
スマホで利用する場合は、画面上部の「雇用形態」「給与」「新着・こだわり」いずれかのボタンをタップした後、条件を指定します。
雑誌やフリーペーパーと比べると、簡単な手続きで求人ボックスに求人を掲載できます。
スムーズな採用活動に向けて、掲載手続きの流れをチェックしておきましょう。
採用ボードを利用する際にはメールアドレス・パスワード・会社名(店舗名)の登録が必要です。
1企業あたりのアカウント数に制限はないので、店舗や部署ごとに求人を作成することもできます。
求人投稿・編集画面では、主に次の内容を登録します。
入社後のミスマッチを防ぐため、わかりやすい言葉で具体的に記載することをおすすめします。
求人ページの魅力度がアップして応募者の反響が期待できる他、後で説明するクローリング対策にもつながるでしょう。
求人ボックスで掲載内容を審査した後、最短当日で求人掲載がスタートします。
求人ボックスではクローリング技術によって、国内のあらゆる求人サイトに掲載された情報が自動的に集約・表示されます。
ハローワークの求人票をクローリングの対象にしたい場合は、求人を申し込む際に「民間人材ビジネスへオンライン提供したい」旨をハローワーク側に伝える必要があります。
自社の公式サイトで求人情報を掲載している場合は、求人収集クローラーによる自動掲載サービスの利用が可能です。
問い合わせフォームでの手続き後、数営業日でクローリングが開始、求人ボックスの検索結果に反映されます。
クローラーによる自動掲載を希望した場合は、採用ボードとの併用ができないので注意が必要です。
求人ボックスへの掲載は基本的に無料ですが、検索順位を上げたい場合には有料オプションの追加が可能です。
無料版と有料版のサービスの違いや、有料版での課金システムについて説明します。
求人ボックスでは、Web上の求人情報を自動集約する「クローリング技術」が採用されています。
ハローワークや転職サイト・人材紹介会社など(掲載元)から掲載ガイドラインに沿った情報が集約され、求人検索画面に表示されます。
著作権法など法令の範囲内で情報集約を行っており、掲載元との契約を結んでいるわけではありません。
そのため、求人ボックスが収集した情報自体には対価が発生しておらず、結果的に求人情報の無料掲載が実現しているわけです。
採用ボードへの掲載も、情報集約に協力しているという位置づけから、検索順位を保証しない条件で無料化が実現しています。
無料掲載では、求人ページの作成と応募管理機能が何度でも無料で利用できます。
一方、有料掲載枠の後に求人情報が掲載されるため、求人数が多い職種などでは求職者が検索結果に到達できないことも考えられます。
求人情報が求職者の目に留まりやすくするためには、有料掲載枠の利用が効果的です。
スタンダードプランは1クリックあたり50円(固定制)、プレミアムプランは1クリックあたり50円~100円で他社の求人状況によって変動します。
プレミアムプラン→スタンダードプラン→無料枠の順で求人広告が表示されるため、予算や募集期間に応じてプランを使い分けるとよいでしょう。
クリック課金は、求人広告の見出しをクリックし、詳細ページが表示された時点で広告費用が発生するしくみです。
1日ごと・1か月ごとに予算を設定できるので、費用が無限大に発生する心配がなく、広告効果とコストのバランスが取れた求人活動を展開できます。
1クリックあたりの単価は、固定されている場合と他社の広告掲載状況によって変動する場合があります。
同じ単価の広告でも、求職者が検索時に使用するキーワードやページ閲覧履歴などによって順位が変動する特性がみられます。
検索順位と求人の費用対効果を高めるには、読みやすいタイトルや文章づくりが大切です。
求人ボックスの競合先である、Indeedやスタンバイ・Google for jobsの求人数や特徴について説明します。
自社で有料オプションを申し込むほかに、広告代理店に依頼してクローリング対策(検索順位の上位化)を行うこともできますが、代理店が定める料金が別途発生する点に留意が必要です。
サービス | 求人ボックス | Indeed | スタンバイ | Google For Jobs |
---|---|---|---|---|
利用者数 | 500万人以上 | 2,800万人以上 | 非公表 | 非公表 |
求人数 | 300万件以上 | 非公表(全世界で毎秒10件の新着求人が追加) | 1,000万件以上 | 非公表 |
有料オプション 利用料金 |
プレミアムプランは1クリック50円~100円。単価はクリック時の掲載順位により変動。日ごとに予算を設定可能 | 1クリック15円~1,000円。単価は求人内容ごとに変動。月ごとに予算を設定可能 | 1クリック30円~1,000円で個別設定が可能。料金は後払い | 無料 |
特徴 | スマホでは音声検索に対応。クローリング機能により、掲載情報を他の求人サイトでも参照できる場合あり | 企業名・職種から給与相場を検索可能 | 掲載情報はYahoo!JAPANでの検索結果にも反映 | 自社作成の求人ページに構造化データマークアップが必要 |
求人ボックスのプレミアムプランではIndeedのスポンサー掲載と同様に、入札制でのクリック課金が採用されています。
1日500円から予算設定ができるため、採用活動を経済的に進めたい場合には求人ボックスが有利です。
一方、Indeedでは2020年6月から中小企業を対象にした採用支援プランがスタートしています。
動画などでビジュアルを重視した求人情報を提供したい企業には、Indeedが魅力に映りそうです。
※あわせて読みたい
・Indeedに求人掲載しよう!知っておくべき特徴と社内運用のポイント
スタンバイで求人を掲載すると同時に「Yahoo!しごと検索」にも求人掲載されるため、求人ボックスと比べて情報露出度が高いのが魅力です。
一方、採用が難しい職種を募集する場合には、クリック単価を高めに設定して検索順位を上げることになるため、求人費用が高くなる恐れがあります。
スタンバイでは、仕事探しに関するコンテンツが充実しているのが他の競合サイトにはない強みです。
幅広く情報収集を行う求職者に対応するため、求人ボックスとスタンバイの使い分けも選択肢となり得ます。
https://developers.google.com/search/docs/data-types/job-posting
他の競合サイトと異なり、Google for jobsには専用の求人ページを作成する機能がありません。
自社で作成した求人コンテンツに構造化データ(検索エンジンに特化したHTMLタグ)をプラスして、求人検索エンジン側にクローリングさせるシステムを採用しています。
クローリングされた後、Googleの検索結果画面の求人欄(エンリッチリザルト)に求人情報が表示されますが、自社の求人が上位3件に選ばれるためにはキーワード選択等に工夫が必要です。
ブラウザーの設定によっては検索結果に求人欄が表示されない場合があるため、求人ボックスなど他のサイトとの併用をおすすめします。
求人サイト(転職サイト)に求人広告を掲載する場合は、先に掲載料の支払いが必要です。
掲載する情報量や期間によって料金は異なり、1週間で数十万円を支払うケースもみられます。
その分、広告作成への手厚いサポートや掲載期間中の反響などのフィードバックを受けられるのがメリットです。
掲載期間中に情報の追加はできないので、広告掲載前に求職者へ提供したい情報を十分に洗い出しておくことが大切です。
一方、求人ボックスへの掲載は基本的に無料で、必要な期間だけ求人情報を公開できます。
検索順位を上げたい場合には、1クリックあたり50円~100円の料金を支払う必要がありますが、1日単位で予算を増減できるので経済的です。
求人ページは自分で作ることもできますし、会社の公式求人ページを流用することもできます。
求人ページは随時アップデートできますが、求職者の反響や質問に応じた情報の追加・修正に留めるのが賢明でしょう。
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・求人募集の掲載はどこがいい?無料と有料のおすすめサービス15サイトを比較
求人ボックスは検索機能が充実しており、利用する求職者が年々増加しています。
掲載企業にとっても、最短で求人ページを作成したその日に掲載がスタート、有料で検索順位アップを目指せる使い勝手の良さが評判です。
トルーでは、求人検索エンジンへの自動接続機能を標準装備、求人ボックスからの求職者の流入も期待できます。
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※この記事は2020年6月の情報を元に作成しています。