リクルーティングコラム
求人情報に特化した検索エンジンであるIndeedは、自社の求人情報を無料で掲載することが可能です。
「無料掲載と有料掲載の違いは何?」「どうすれば無料掲載できる?」といった疑問を持つ方に向けて、この記事ではIndeedの無料掲載に関する基本的な知識から、無料掲載のメリットとデメリット、無料掲載の効果を高める方法まで解説します。
Indeedについて知っておくべき基本知識
Indeedの基本知識をみていきましょう。
Indeedの仕組みや、無料掲載と有料掲載の違いについて解説します。
Indeedとは
Indeedとは、世の中の求人サイトや企業の採用情報など、”求人情報だけ”を集約した求人特化型の検索エンジンのことです。
2004年にアメリカで設立され、日本では2009年からサービスを開始しました。
60以上の国と地域、28以上の言語でサービスを展開しており、全世界で毎月2億人以上の人が利用、日本でも月に1000万人以上のユーザーがいるといわれています。
世界No.1検索エンジンとして成長した理由
Indeedは、検索バーに「該当地域」「職種」を入力するだけで、「掲載依頼のあった企業」「さまざまな求人サイト」「個々の企業の求人HP」といった、検索条件とマッチした求人情報を一覧で探すことができます。
さらに、クローラーが自動的にインターネット上の求人情報を検索するため、求人情報サイトや新聞や雑誌、企業の採用ページなどもIndeed上で同時に見ることが可能なのです。
一般的な求人サイトでは、求人サイトに掲載している企業の求人情報だけしか求職者は閲覧できませんが、Indeedではいくつもの求人サイトの情報をたった1クリックだけで見ることができます。
このように、IndeedはWeb上のあらゆる求人情報をまとめて検索できる=「仕事を探す求職者にとって利便性が高い求人検索エンジン」と評価され、求人情報数は約5億件、月間2億人のユーザーがいる世界No.1の求人検索エンジンにまで成長したのです。
Indeedの仕組み
Indeedとは求人情報に特化した検索エンジンです。
Indeedにはさまざまな求人サイトに掲載されている求人情報が集約されており、職種や会社名などのキーワードを指定してIndeedから検索すると膨大な求人情報の中から、キーワードにマッチした求人情報を表示してくれる仕組みになっています。
インターネット上にあるさまざまな求人サイトや採用サイトなどの求人情報を、クローラーと呼ばれるロボットが求人サイトの情報を収集しIndeedに掲載することで、検索結果に反映されるのです。
またクローラーによる求人情報の反映だけでなく、Indeedへ直接投稿することで求人情報を反映させる方法もあります。
Indeedの2つの掲載方法の特徴
Indeedに求人情報を掲載する方法は、無料掲載と有料掲載の2つです。
ここからは有料掲載と無料掲載の特徴を解説します。
Indeedの無料掲載の特徴
無料掲載は文字通り無料で求人広告をIndeedへ掲載する方法で、掲載から採用までの一連の流れを、お金をかけずに行うことができます。
無料掲載でIndeedを利用した場合は自社の社員のみで求人広告の投稿や運用を行う必要があるため、Indeedの広告代理店の利用はできません。
自社でIndeedへ登録してアカウントを作成し、アカウントページから求人票を作成して掲載をする流れになります。
Indeedのアカウントを作成してから早ければ1日程度で求人の掲載が可能で、募集から応募まで無料で行える上に、すぐに求人広告を掲載できる点は大きなメリットです。
しかしIndeedの無料掲載は、使える機能や検索結果の表示位置が有料掲載と異なるため、広告運用によって成果を上げにくい点が応募を増やすうえでデメリットになり得ることは、認識しておく必要があります。
費用をかける前にIndeedの仕組みや使用感を確認するのに、無料掲載は最適な方法といえるでしょう。
Indeedの有料掲載の特徴
Indeedの有料掲載はクリック課金制となっており、掲載した求人広告にクリックされた回数に応じてクリック単価分の料金がかかるシステムです。
有料掲載を利用するとスポンサー枠という位置づけとなり、無料掲載よりもIndeedのユーザーの目に留まりやすい位置に求人広告が表示されます。
Indeedに有料掲載すると、1日あたりの自社の求人の表示回数やクリック数、求人単位での応募数や1クリックあたりの平均費用など、Indeedにおける広告運用に活かせるさまざまな情報を得ることが可能です。
「Indeedに掲載された自社求人はユーザーにどう見られているのか」「求人単位での費用対効果はどれぐらいなのか」など、Indeedの求人広告に関する課題がどこにあるのかを分析し、効率よく改善できます。
有料掲載し繰り返し広告の改善を行うことで、求人効果の高い求人広告に仕上げることが期待できるでしょう。
※詳しくは【Indeed掲載方法と注意点|応募が増える効果的な求人とは】をご覧ください。
Indeedに無料で掲載する2つの方法
Indeedの無料掲載を利用する方法は、大まかに分けて2つ存在します。
Indeedへ無料で掲載する方法にはどのようなものがあるのか、それぞれみていきましょう。
Indeedに直接投稿する
Indeedのトップページからアカウントを開設し、アカウントページから会社情報や勤務地、仕事内容などの情報を入力することで求人広告をIndeedに掲載することが可能です。
作成した求人広告の原稿を入稿する際に予算設定の画面に入りますが、予算の設定を行わずにページ下部にある「有料オプションを使用せずに求人を掲載」をクリックすれば、無料掲載の登録が完了します。
自社採用ページがクローリングされるのを待つ
IndeedにクローリングしてもらうことでIndeed内の検索結果に自社の求人情報が表示されるようになります。
Indeedにクローリングしてもらう方法の場合、他の採用サイトを経由してIndeedへ求人情報を掲載できるため、Indeedに掲載するために新たに求人情報を作成する必要がありません。
Indeedのクローラーが自社の求人情報を収集するまで1時間から1日以上時間がかかりますが、Indeedの問い合わせフォームから申し込むことで、比較的早く自社の求人情報をクローリングしてもらうことが可能です。
※詳しくは【【必見】Indeed(インディード)の求人掲載方法と6ステップ】をご覧ください。
Indeedにクローリングされるための条件
Indeedにクローリングされるための条件は以下です。・応募方法が明記されている
・求人情報それぞれにURLが設定されている
・1つの求人ページ対し1つの職種で作成されている
Indeedの無料掲載メリット・デメリット
Indeedの無料掲載にはいくつかのメリットとデメリットが存在します。
どのようなメリットとデメリットがあるのか、詳しくみていきましょう。
Indeedの無料掲載のメリット
まずIndeedの無料掲載に関するメリットを紹介します。
利用ユーザーが多い
Indeedのユーザー数は2021年4月時点で月間約3,900万人以上に上り、他の求人サイトの月間利用者数が多くても約1,800万人です。
掲載するだけで他の求人サイトよりも多くの求職者に求人情報を見てもらえる可能性があります。
参考:【2021年最新版】全国主要求人メディア月間ユーザー数ランキングベスト100! | HRhacker
自社の採用ページとして活用できる
自社で求人ページを持っていない場合でも、Indeedを自社の求人ページ代わりに利用することができます。
Indeedに登録し作成したアカウントから、投稿した求人ごとに応募状況の管理ができる仕組みです。
応募から採用に至るまでの流れをIndeed上で完結させることができるため、採用サイトを持っていない企業でも、Indeedを使って採用活動が行えるメリットがあります。
掲載期間が決まっていない
他の求人サイトは明確に求人広告の掲載期間が定まっていますが、Indeedの場合は求人広告の掲載期間が定まっていないメリットがあります。
例えば「エン転職」の場合は基本プランが4週間、「リクナビネクスト」の基本企画の場合は6週間となっており、追加料金に応じて1〜2週間ほど延長させることが可能です。
Indeedには掲載期間に明確な期限がなく、無料掲載でも自社の求人を掲載し続けることができます。
Indeedに求人を掲載して90日で求人が消える場合もありますが、登録情報を更新することで掲載を延長することが可能です。
参考:エン転職の掲載期間について|掲載までの流れも徹底解説参考:リクナビネクストの掲載料金・価格プラン一覧│人材総合サービス
Indeedの無料掲載のデメリット
ここからは、どのようなデメリットが無料掲載に伴うのかをみていきましょう。
求人が埋もれやすい
Indeedでは新しい求人情報がより優遇されるため、一度投稿をしても常にユーザーの目に留まりやすい位置に表示されるわけではありません。
もちろんIndeedから「検索者が求めている情報」であると判断されない場合、入稿したばかりの求人であっても最適な形で表示されないでしょう。
Indeedは求人情報に特化した検索エンジンであるため、掲載される求人広告が多い分、新たに投稿される他の求人情報に埋もれやすいのです。
自社の求人が他の求人に埋もれてしまわないように、こまめに自社の求人を更新することで、最新の求人として掲載順位を上昇させることができます。
掲載するまでに手間がかかる
Indeedへ求人広告を入稿するには、Indeedの求人アカウントの作成と求人票作成の入力が必要です。
もちろんIndeedから「検索者が求めている情報」であると判断されない場合、入稿したばかりの求人であっても最適な形で表示されないでしょう。
自社の連絡先や企業情報や入稿する求人の勤務先や応募条件など、自社求人の掲載までに入力する工程が多く、すべて自社で対応しなければならないため、手間と感じるかもしれません。
手間に感じる場合には、他のサイトで作成した求人広告をIndeedにクローリングしてもらう方法を試す手段もあります。
効果を向上させるための運用ができない
Indeedは運用型広告であるため、できるだけ多くの求職者に自社の求人を見てもらえるように求人情報の修正や有料掲載であればクリック単価を変更することで効果的な求人広告へと改善できます。
しかし無料掲載の場合は、職種や地域ごとにユーザーがどんなキーワードで検索したか分かる「採用市場レポート」が利用できないため、有料掲載と比べて収集できるデータに違いが生じるのです。
Indeedでは新しい求人案件が優先的に表示されるようになるため、掲載直後からは徐々に検索結果に表示されにくくなります。
特に長期的に求人広告を出す場合、Indeedでは求人広告の運用によって無料掲載よりも有料掲載の方が高い求人効果が期待できるため、長期的な求人を検討している場合はIndeedの有料掲載を利用しましょう。
無料掲載の効果と効果を高める2つの方法
Indeedの無料掲載は、費用をかけずに多くのユーザーに自社求人を見てもらうことが期待できます。
無料掲載の効果をさらに高めるにはどのような方法があるか、詳しくみていきましょう。
Indeedの無料掲載の効果
Indeedの無料掲載はどの求人広告においても均一に効果があるわけではなく、掲載する求人の掲載内容によって効果が異なります。
例えば、事務職のような人気の高い職種や他社との競合が少ない職種、応募期間を長く設定した求人は、無料掲載でも十分に効果を発揮します。
逆に専門知識が要求されたり特殊な資格が必要になったりする職種は他社との競合が激しくなり、Indeedの無料掲載に向いていないといえるでしょう。
効果を高める方法2つ
今すぐできる無料掲載で求人効果を高める方法を、2つ紹介します。
求人の記載内容を工夫する
Indeedの無料掲載で求人効果を上げるには「○○(業種・場所)の○○(職種)」のように、仕事内容や勤務地などを明確に書くことが重要です。
仕事内容や勤務地などを明確に書くことで、Indeedのユーザーからひと目で何の仕事かがわかるため、求職者は応募するかしないかをすぐに判断できます。
Indeedに掲載した求人広告の運用を、代理店に任せる方法もあります。
Indeedの広告運用の知識やノウハウを豊富に蓄積した代理店であれば、効果的な広告運用を熟知しているため、自社で運用するよりも効果的な求人広告の運用が期待できるでしょう。
※詳しくは【Indeedが求人に効果が出る理由と効果が出る求人ページの作り方】をご覧ください。
まとめ
Indeedの無料掲載は無料で求人を掲載できますが、有料掲載に比べて求人効果を伸ばしにくいデメリットがあります。
しかし求人内容や運用方法によっては無料掲載でも十分に効果を発揮するため、募集したい掲載内容と無料掲載が噛みあっているか、確認しましょう。
しかし「とりあえず無料で出して結果を見てみよう!」と無料掲載したものの、何の成果も得られず、Indeedはダメだったと判断するケースも実は少なくないのです。
Indeedでは情報の新しさや掲載ページの情報量などの様々な要素で判断し順位をつけるため、「せっかく作った求人が掲載されない!」という事態になってしまっては意味がありません。
自社だけでは活用できる自信がない!という企業様は弊社がIndeed広告の代理店を行っておりますのでご相談ください。
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※この記事は2022年2月の情報を元に作成しています。