リクルーティングコラム
Indeedをはじめとした「求人検索エンジン」は無料で求人広告を掲載できるため、企業からの人気を集めています。
数ある求人検索エンジンの中でも、2021年時点で話題となっている検索エンジンが「スタンバイ」です。
この記事では、スタンバイの特徴やメリット・デメリットから使い方まで詳しく紹介します。
求人検索エンジン「スタンバイ」とは?
スタンバイには他の求人検索エンジンにはない特徴や仕組みがあります。
まずはじめに、スタンバイの特徴や仕組みについてみていきましょう。
スタンバイの特徴
求人検索エンジンの1つ
「スタンバイ」は求人検索エンジンのうちの1つとなっています。
求人検索エンジンとは、「採用活動をする会社と仕事を探している求職者が利用するための求人情報専門の検索サイト」です。
平たく言えば「求人情報専門のGoogle検索サービス」のようなものだと考えると分かりやすいでしょう。
多くの検索エンジンでは、職種と働く場所を指定して検索します。
採用費を最小限におさえられる
一般的に求人検索エンジンには無料で掲載することができるため、求人票を出す企業は採用活動にかかる費用をおさえることが可能です。
無料で企業が利用できる求人検索エンジンのうち、スタンバイは国内における求人取り扱い件数が900万件以上にのぼります。
スタンバイでは、エンジニアや介護士だけではなく公務員などの求人も幅広く扱われているのです。
多種多様な求人情報が掲載されている
スタンバイは、駅や自宅・学校など自分が働きたい場所の近くのさまざまな職業、職種の求人情報を効率的に探すことができる求人検索エンジンといえるでしょう。
スタンバイで求人情報を検索をするときは、働きたい場所と職業などのキーワードを入力して検索します。
スタンバイは、大手検索エンジンであるYahoo!を所有している「Zホールディングス株式会社」と「ビジョナル株式会社」の合併会社「株式会社スタンバイ」が運営しており、ヤフー株式会社が運営していたYahoo!しごと検索と統合されたサービスです。
ビジョナル株式会社は、スタンバイ以外にも多くの転職サイトを運営しているため、求人に関するノウハウを豊富に蓄積しています。
経験豊富な人材の採用が期待できる
スタンバイの利用者は、Indeedや求人ボックスなど他の求人検索エンジンと比較して、中高年などのミドル層の利用が多い特徴があります。
即戦力となりうる、経験豊富な人材を採用したいときは、スタンバイに求人票を掲載するといいでしょう。
様々な雇用形態の求人がある
スタンバイで取り扱っている求人は、正社員だけでなくアルバイトや業務委託など、多岐にわたる雇用形態の求人があります。
雇用形態のなかにインターンやボランティアがあるのは、スタンバイの特徴です。
スタンバイの仕組み
スタンバイで検索できるのは、スタンバイを利用して作成された求人情報だけではありません。
スタンバイでは、インターネット上で公開されているさまざまな求人情報を一括で検索することができます。
自社で作成した独自の採用サイトがある場合でも、スタンバイに自社の採用サイトの求人情報を読み取ってもらい、スタンバイに求人情報を掲載することが可能です。
すでに自社で採用サイトを作成しているのなら、スタンバイを利用するときに改めてスタンバイで求人情報を作成する必要がないため、手間をかけずにスタンバイに求人情報が掲載できるでしょう。
スタンバイを利用するメリット・デメリット
スタンバイで求人を掲載するにあたって、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
ここからはスタンバイを利用するメリット・デメリットについて解説します。
スタンバイを利用するメリット
スマホから手軽に応募・管理ができる
スタンバイはスマートフォンで利用できます。
求人の検索をすることはもちろん、応募までをスマートフォンで完了できることから、応募のためにまとまった時間を割くのが難しい求職者の利用が期待できるでしょう。
また、スタンバイのシステムを利用すれば、採用する側もスマートフォンで採用活動を管理できます。
スマートフォンからスタンバイのシステムを利用して、応募者との面接や連絡をすることが可能なのです。
スマートフォンからであれば、出張先からなど場所を選ばずに採用活動をすることができるでしょう。
地方の求人が豊富に取り扱われている
スタンバイで取り扱っている求人は、首都圏だけではありません。
そのためスタンバイは、首都圏だけではなく地方の求人を出すときにもおすすめです。
スタンバイでは、業種や地域などのジャンル別の特集ページがあり、その特集ページにピックアップされることもあります。
特集ページによっては、自治体が協力しているページもあるため、安心して求職者が職を探すことができるでしょう。
地名や現在地周辺で求人を検索できる
スタンバイの求人情報は、駅名だけではなく地名で検索することも可能で、さらにスタンバイのスマートフォンアプリを利用すれば、現在地付近の求人検索もできます。
駅の近くだけでなく住宅地などで求人募集をしたいときには、特にこの機能が役に立つでしょう。
スタンバイを利用するデメリット
職場の雰囲気が求職者に伝わりづらい
スタンバイでは、採用時の面接をスマートフォンで行うことができます。
しかし、便利な一方でスマートフォンならではのデメリットもあります。
例えば、スマートフォンを間に挟むよりも実際に対面した方が職場や人の雰囲気を伝えやすかったり、インターネットの不具合が発生してしまったりなど、対面ではないデメリットが発生するかもしれません。
採用活動のなかでも重要な面接において、スマートフォンを利用するメリットとデメリットは、十分に検討する余地があるでしょう。
オファー時に細かく設定ができない
スタンバイには、求人を掲載している企業から求職者にオファーをかける機能があります。
しかし、「スキル」「経歴の何年使い」「どの程度のことができるか」といった細かい設定ができないため、双方の意思疎通を図る上でのデメリットとなってしまうこともあるでしょう。
競合が多い
スタンバイは900万件以上の求人情報があるため、求職者が集まりやすいメリットもありますが、採用をする側からは競合が多いというデメリットもあります。
特になかなか理想の人物を採用できなかった場合は、採用できるまで同じ求人が何度も出ることもあるため、求職者はわずらわしく感じることもあるかもしれません。
スタンバイとIndeed、求人ボックスを比較
日本で使われている求人検索エンジンには、スタンバイだけでなく「Indeed」や「求人ボックス」などがあります。
ここではIndeedや求人ボックスにはない、スタンバイの特徴的な機能を紹介します。
スタンバイと、Indeed・求人ボックスのそれぞれを比較してみましょう。
スタンバイとIndeedの違い
求人検索エンジンとしての規模
Indeedは、アメリカ発の求人検索サイトで、2012年からは日本のリクルートが運営しています。
国内だけではなく、世界でも利用されているため、世界最大級の求人検索エンジンといってもいいでしょう。
Indeedは日本での求人検索エンジンとして老舗であり、求人検索エンジンとしての知名度は高いです。
スタンバイの有料掲載が30円からなのに対して、Indeedでは15円から掲載することができます。
Indeedには圧倒的な求職者と採用する企業の利用者がいるため、競合も多くなってしまい、掲載しても応募が思っていたよりも少ないこともあるでしょう。
無料の求人情報の多さ
さらには、Indeedに新規で掲載される量は毎秒10件といわれています。
Indeedでの無料掲載では他社の求人情報に自社の求人情報が埋もれてしまうこともあるかもしれません。
Indeedに求人情報を掲載する方法は、自社の採用サイトや求人サイトがある場合とない場合で異なります。
自社のサイトがある場合は、Indeedに自社のサイトにある求人情報を読み取ってもらい掲載することが可能です。
自社のサイトがない場合は、Indeedに自社の求人情報をIndeedが提供するフォームに直接投稿する方法があります。
Indeedの掲載方法について詳しくはこちら→【Indeed掲載方法と注意点|応募が増える効果的な求人とは】
求人情報を頻繁に更新する必要があるかどうか
スタンバイにはないIndeedの特徴は、「運用型広告である」という点です。
運用型広告とは、アクセス数や応募数などに対して流動的に広告費を設定したり、掲載内容を変更したりすることです。
運用型広告では、あまりお金をかけずに採用活動ができるメリットはありますが、毎回広告費を設定するのが大変というデメリットもあります。
しばらく求人票の更新をしなければ「求人をしていない」とIndeedのシステムに判断されてしまい、求人票の掲載が取り消されてしまうこともあるでしょう。
掲載情報をIndeedから取り消されないようにするには、頻繁な求人情報の更新が必要になります。
頻繁な求人情報の更新が面倒な場合は、Indeedの運用を代理店に依頼する方法もあります。
Indeedの運用を行ってくれる代理店は、企業が効率的な採用活動を行えるよう、頻繁な掲載情報の更新や広告費の設定を行ってくれるのです。
効率的な採用活動を行いたいなら、Indeedの運用を代理店に依頼することを検討しましょう。
スタンバイと求人ボックスの違い
求職者の年代の幅広さ
求人ボックスは「食べログ」や「価格.com」を管理しているカカクコムが運営する求人検索エンジンです。
食べログや価格.comで培ったサイトを運営する技術が使われているため、ユーザー目線での使いやすさにこだわった検索エンジンの機能を備えています。
求人ボックスは、学生の新卒からシニア層まで幅広い年代が利用しているため、幅広い年代に向けての採用活動が可能です。
同じ職種に対する求人数がそれほど多くないことから、他社との競合がIndeedよりも少ないため、求人ボックスのほうが、求職者からの応募数の増加を見込めるでしょう。
「除外キーワード」を設定できるか
求人ボックスの大きな特徴は、検索キーワードに「除外キーワード」を設定できることです。
例えば、営業の事務を募集したときに「営業」を除外キーワードに設定することで営業の仕事は検索結果に表示されなくなります。
除外キーワードの設定があることで企業が求めている人物像を絞り込むことができ、企業が求めている人物像ではない求職者からのクリック数を減らすことができるでしょう。
掲載までの時間の長さ
また、自社のサイトを持っていても持っていなくても簡単に求人ボックスに求人情報を掲載することが可能です。
自社の採用サイトがある場合は、求人ボックスの「クローラー」と呼ばれる機能が自動で自社の求人や採用サイトを読み取ってくれる機能があります。
自社のサイトがない場合は、求人ボックスが提供する「採用ボード」を利用しましょう。
「採用ボード」では、情報を掲載してから3日ほどで求人ボックスに掲載されます。
自社のサイトを読み取って掲載する場合は最低でも1週間はかかると考えておいたほうがいいでしょう。
《参考》クリック課金制とは?
求人ボックスの有料掲載はIndeedやスタンバイと同じく、クリックされたときに料金がかかる「クリック課金制」を採用しています。
求人ボックスで有料掲載をした場合、あらかじめ指定した金額に達するまで掲載をつづけることが可能です。
指定した金額になる前に採用が決まったら有料掲載をやめることができるだけでなく、その後、いつでも求人票の掲載や求人の再開ができます。
スタンバイに求人情報を登録する方法
ここまで、スタンバイや他の求人検索エンジンのメリット・デメリットを紹介しました。
これからスタンバイを利用する人のために、掲載方法や有料掲載の特徴を説明します。
登録から掲載までの流れ
自社の採用サイトを持っている場合
自社で採用サイトや求人サイトがある場合、「クローリング」という機能を使うことで簡単にスタンバイで求人を掲載することが可能です。
クローリング機能では、自社の採用サイトや求人サイトから自動でスタンバイに掲載するために必要な情報を読み取ってもらうことができます。
スタンバイにクローリングしてもらう方法は以下の2種類です。
・代理店を通して依頼する方法
スタンバイのクローリングには独自のシステムを使っているため、掲載される条件を満たしていたとしても絶対に掲載されるとは限りません。
一方、スタンバイが掲げる基準を満たしていなければ、どんなに優れた求人サイトでも掲載されることはないでしょう。
スタンバイが掲げる条件よりも求人案件数が少なかったり、必要な条件がなかったり、スタンバイでは取り扱わないような職種であったりすれば、スタンバイに自社の求人情報が掲載されることはありません。
また、スタンバイに一度求人情報が掲載されても取り消されてしまうこともあります。
スタンバイのクローリング機能に求人情報だと判断してもらえない、スタンバイが設定した基準を自社の採用サイトが満たしていないといった場合は、代理店を利用すれば、スタンバイに掲載される基準を満たすことが可能になるでしょう。
確実にスタンバイに掲載したいときは、代理店の利用をおすすめします。
スタンバイへの求人情報の掲載はすぐにできるわけではなく、早くても1週間ほどは掲載までに期間が必要です。
スタンバイに求人情報を掲載するときはなるべく早めに掲載するための活動をしましょう。
トルーなど代理店によっては、スタンバイ以外の他の求人検索エンジンにも掲載することができるサービスを提供しているものもあります。
代理店には求人検索エンジンに掲載するためのノウハウがあるため、自社で掲載するよりもお金はかかりますが、効果的な採用活動ができるでしょう。
自社の採用サイトを持っていない場合
自社の採用サイトを持っていない場合は、スタンバイが提供する「かんたん求人作成」の利用がおすすめです。
かんたん求人作成は無料で使うことができ、求人の作成や掲載だけではなくさまざまな機能を利用できます。
かんたん求人作成で利用できる代表的な機能は、主に以下の3つです。
・応募者とのチャット機能
・応募者の管理機能
このように、かんたん求人作成には採用をするときには欠かせないさまざまな機能が備わっています。
スタンバイの掲載料金
基本的にスタンバイは無料で掲載できますが、有料掲載も可能です。
有料掲載をすると、ユーザーに表示されることが多い検索結果の上位に表示されやすくなるため、応募数の増加が期待できるでしょう。
スタンバイの有料掲載では、ユーザーがクリックするたびに課金が発生する「クリック課金型」を採用しています。
クリック課金型では、1クリックあたりの価格によって表示されやすさが変化します。
1クリック当たりの価格が高額であるほど表示されやすい傾向があると考えて良いでしょう。
スタンバイでのクリック課金の単価相場は、地域や職種や時期によって異なりますが、おおよそ60円から100円です。
他社との競合倍率が高い介護やエンジニアなどは、単価を高くしなければ求職者に見られる可能性が低くなるでしょう。
Indeedでは、先払いの「クリック課金型」システムを採用していますが、スタンバイでは後払いで請求されます。
ただ注意しなければならないのが、1クリック当たりの単価を高く設定し検索結果の上位に表示され、閲覧数が増えたとしても必ずしも、応募数が増えるとは限らないことです。
スタンバイに限った話ではありませんが、魅力的な求人情報でなければ、求職者は応募をしないでしょう。
有料掲載をして応募数を増やすには、あくまでも魅力的な求人情報の作成が必要なのです。
まとめ
スタンバイで求人を掲載するには、自社の採用サイトがあってもなくても、それほど難しくありません。
また、スタンバイをはじめとした求人検索エンジンでは、無料で利用するよりも広告費をかける有料掲載を利用することで、より効果的な採用活動ができるでしょう。
求人検索エンジンには、それぞれの特徴があります。
どのような人材を採用したいのかによって使い分け、複数の求人検索エンジンに求人情報を掲載することがおすすめです。
採用マーケティングツールの「トルー」を使えば、スタンバイだけではなくIndeedや求人ボックスなどをふくむ6つの求人検索エンジンに、自動で連携し、求人情報を掲載できます。
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※この記事は、2021年2月現在の情報を元に作成しております。